セピアのフロントタイヤのひび割れが目立ってきたので初めて自分でタイヤ交換してみました。

セピアのタイヤは前後ともチューブレスでサイズ「3.00-10」。
ネットで調べたところ、このサイズの定番は
・ブリジストン HOOP B01
・ダンロップ D306
・ミシュラン S1
辺り。 その中で一番安く後ろタイヤにも履いている「ダンロップ D306」をヤフオクで落札。 曲がりバルブ1本も付けてもらって送料税込2,260円。

他に揃えた道具はエーモンの虫回し(大小2本組み)だけ。
近所のホームセンターで258円。
虫回しドライバー

車体からホイールを外す

まずこの白いフォークカバーを外します。 プラスネジ1本です。
セピアの前輪

すると前輪を留めているナットが見えてきます。
ブレーキ側が14mm、反対側が12mmです。
ナット

繋がっている2本のケーブル(スピードメーターケーブルとブレーキワイヤー)も外しておいたほうがその後の作業がやり易いです。
ケーブルも外す

反対側の12mmのナットをレンチで押さえながら14mmのナットを回すとシャフトが抜けてタイヤが外れます。

抜けたシャフト。スペーサーも一緒に取れました。
シャフト

外れたタイヤ DUNLOP K655A。ブレーキ部分も持ち上げるだけでスッと取れます。
ダンロップK655A

タイヤ交換の間、フロントフォークをブロックとダンボールで支えておきました。
ブロックで保持

ホイールからタイヤを外す

ホイールからタイヤを外すにはタイヤレバーという専用工具を使って行うようですが、 私は持っていないのでレンチやプラハンマーなどを使って外しました。
レンチなど

手順としては、

  1. 虫回しでバルブコアを外してタイヤの空気を抜く
  2. タイヤを踏んだりプラハンマーを当て全体重を掛けたりしてビードをリムの内側のくぼみに落とす
  3. レンチの柄でタイヤをホイールから外す

虫回しで外したバルブコア。
バルブコア

このようにビードをリムの内側に落とし、隙間にタイヤレバーなどを突っ込んで、 ホイールの耳を支点にてこの原理でタイヤをホイールから外していきます。 この時リム部分に傷がついてしまうと後で空気漏れの原因になるみたいです。 私は途中タイヤが全然外れずエキサイトしてグイグイやってしまいましたが・・・。
ビード

苦労の末タイヤが外れました。
ホイール

外したタイヤ。 センターの溝に沿ってグルッと1週ひび割れが・・・。
DUNLOP K655A

新しいタイヤをホイールにはめる

その前に、ヤフオクでタイヤと一緒に購入した曲がりバルブですが、90度に曲がっている部分が微妙に膨らんでいて セピアのホイールに入りませんでした。。なので中の新しいバルブコアだけ使いました。
曲がりバルブ

タイヤを外す時と逆の手順ではめて行きます。 ですが12月の寒い時期でタイヤが硬くなっていたからか全くハマらなかったので室内に持ち込み ストーブの前でタイヤを温めながら作業しました。

あと台所用洗剤(を水で少し薄めたもの)をビードとリムの間に随時流し込むことも効果抜群でした。 タイヤを外す時もこうしていればもっと楽だったかも・・・。

専用工具無しでもホイールにハマりました。
ダンロップD306

タイヤを外したりはめたりする時のポイント

  1. 台所用洗剤などをビードとリムの間に流し込む
  2. ビードがリムに上がって来ないよう押さえながら作業する(リムのくぼみに落とし続ける)

ネットで色々調べて自分でもやってみて分かりましたが、この二つがポイントです。

ビードを上げる(ホイールの外周・耳に密着させる)

エアコンプレッサーなど持っていないので自転車用の空気入れでチャレンジです。

  1. バルブコアを外したまま空気入れをセット
  2. ビードとリムの隙間を埋める感じで台所用洗剤を流し込み
  3. タイヤを立て片手で上からグイグイと地面に押さえつけながらもう片方の手で空気入れをポンピング

これでもイイ所まで行くのですが、ポンピングの手が疲れてしまって続きません。。

そこで、私がタイヤをグイグイ押したり前後に回転させてビードとリムの隙間がなくなるようにしながら、 もう1人に空気入れのポンピングを手伝ってもらって空気を注入・・・。 するとタイヤが段々硬くなってきて、最後「ブニュッ」という感じでビードが上がりました。

自宅で出来なかったらガソリンスタンドへ持って行こうと思っていましたが、 家のパナレーサーの自転車用空気入れ(予備タンクなし)でもなんとかなりましたw
自転車用空気入れ

バルブコアを着けて同じ空気入れで空気を入れて完了です。

セピアのタイヤの適正空気圧は
前輪1.25
後輪1.75
ですが、エアゲージなど持ってないので大体で入れておきました。

車体に戻す

あとは車体に戻すのみ。

黒い粉が溜まっていたブレーキとホイールも掃除しておきました。
スプリングを外せばブレーキシューも外れます。
ブレーキ

タイヤ交換完了。
DUNLOP POLSO D306

初めてなもので時間も半日掛かり体じゅう筋肉痛にもなりましたが最小の出費でタイヤ交換することができました。

©2009-2011原付セピアの駆動系メンテ