まずクランクシャフト軸の先端に付いているクリップを押し上げるようにして外します。
クリップを外す

すると以下の部品が左から順番に外れます。
向きもこのままで入っています。
各部品

これらを外すとプーリーを固定してる17mmのナットとその外側の32mmの六角形の金具が見えてきます。
17mmのナット

自作ホルダー

ネットを参考に自作したホルダー。 材料費約800円。
自作ホルダー
これでドライブフェイスのフィンを固定して17mmのラチェットレンチで回そうとしたのですが、ビクともせず。。 しかも力一杯やったらフィンが曲がってしまいました。

専用工具の購入

ここで自作ホルダーの使用は諦めて、素直に専用工具を買うことにしました。 これが楽天のトックンというショップで購入したスズキ用32mmプーリーロックレンチ。
スズキ用プーリーロックレンチ32mm
価格1,600円(税込)で送料630円。 このショップ、かなり怪しげな感じでしたが即日発送してくれました。 そして沖縄からの発送にも関わらず神奈川まで中1日で到着。

しかしこのプーリーロックレンチですが、 ソケットの高さが約2.3cmあって、 手持ちの17mmラチェットレンチだと深さが足りずナットまで届きませんでした。

そこでさらにストレートというショップで、 14mm×17mmTタイププーリーロックナットレンチとユニバーサルプーリーホルダーを購入。 Tタイプレンチが1,062円、ホルダーが1,728円。 ネットショップリニューアル記念としてミニドライバーセットも付いてきました。
ストレートで購入した工具

そしてプーリーロックレンチで固定し、そのハンドル部分をクラッチアウターに引っ掛かるように押さえ、 Tタイプレンチで反時計回りにグイッと回すとあっさりと緩んでくれました。 さすが専用工具!
17mmナットを外す

外れた17mmナットとワッシャー、32mmの固定金具。
ワッシャーには向きがあって、中側の盛り上がっている方が自分に向くように取り付けます。
外れたナット

ドライブフェイス

ドライブフェイスを外してみるとフィン部分が分離してました。
自作ホルダーを使ってフィンを曲げてしまったときに壊れた模様・・・。
幸いなことにフェイス側はゆがんだり曲がったりしてないようなのでフィンを外して使っています。
(注:後でパーツリストで調べたらドライブフェイスとフィンは最初から別のパーツでした。)
ドライブフェイス破損

プーリー

プーリーを引き抜き3個のネジとカバーを外すと、内側は茶色のグリスで溢れてました。
プーリーとランププレート

ランププレートとウエイトローラー(WR)を外したところ。
ウエイトローラーには所々に偏って削れている部分(偏磨耗)が見られますが、 そんなに磨り減っていませんでした。
ウエイトローラー外す
取り合えずこのグリスは塗り過ぎの感じなので拭き取っておきました。

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