まずキックペダルのあるほうの外装カバーを外します。
カバーのネジは計4本。車体の下側にも1本あり。
すると駆動系カバー(クランクケースカバー)の全体が現れます。
駆動系(クランクケース)カバー
駆動系カバーを固定しているネジは計7本。
上の画像ではこの内6本は既に交換済みですが、 ここのネジが鬼のように固く、
手持ちのプラスドライバーで外せたのはキックペダル根元にある長い1本だけ。

残りのネジは、

  1. ネジ頭に合う「3番ドライバー」を買ってきて、回す(これで1本外れる)
  2. 潤滑剤CRC-556を吹きかけてしばらく放置
  3. ドライバーをあてがってゴムハンマーなどで叩き振動を加える
  4. ラジオペンチで掴んで回す(これで2本外れる)
  5. ネジの頭に金ノコでマイナス溝を作る
  6. ネジの頭をライターであぶって熱し(効果は不明)、マイナスドライバーで回す(残りの3本外れる)

などを順番に施してようやく外せました。

格闘の跡・・・。
外したネジ
このネジは再利用しないで、 下のような「M6×25mm ネジ山のピッチ1mm 1本30円」というボルトをホームセンターで買ってきて代わりに使っています。
代わりのボルト

苦労してネジを外すと、さらにケースカバーも固着していたので、 ゴムハンマーで押し出すように叩きながら外しました。
そしてやっと辿り着いた駆動系内部。 左側がプーリーで右側がクラッチ。 両方を渡っているのがVベルトです。
駆動系(クランクケース)内部

使用した道具

ネットで調べたところセピアの駆動系周りは3番のプラスドライバーが合うということなので、 近所のホームセンターでVESSELの3番プラスドライバーを購入。 グリップ部分が柔らかくて滑りにくくとても持ちやすいです。
VESSEL

マイナス溝を作るために買った金ノコ 約400円。
金ノコ

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